多摩ニュータウン探訪 - 都市の実験を読み解く -
日時:6月9日(土)15:00-20:00(終了予定) 場所:多摩ニュータウン近辺
ニュータウンと聞くとどんな場所を想像するでしょう?「均質でつまらない」といったネガティブな印象を持たれがちですが、多摩ニュータウンは都市計画における先駆的な実践に取り組んだ街でもあるのです。1970年代に既に日本の住宅は足りてしまったと言われますが、この時に多摩ニュータウンは「量から質へ」のシフトを図り、都市計画における様々な実験に取り組みます。そして現在でも続くその実験を、街のさまざまな場所で見ることができます。
一方、その成立の背景には東京を中心として経済成長を押し進める中でつくられてきた郊外の歴史も忘れてはいけません。人口減少も進む中で、空き家対策やまちづくりとしてアートが関わることも珍しくない現在、縮小する社会で私たちはどんな生活を創造することができるのか、“郊外”をひとつの切り口として考えてみたいと思います。
5月15日(火)に行われるレクチャー「理想都市は実現可能か?東京の設計図をたどる」とあわせての受講をオススメします。*ツアーと合わせてお申し込みの場合、レクチャー受講料(¥1,500)無料。
ナビゲーター
饗庭伸(首都大学東京都市環境学部建築都市コース・都市システム科学域教授)
主な著書に「自分にあわせてまちを変えてみる力」(萌文社、2016)、「まちづくりの仕事ガイドブック」(学芸出版社、2016)、「都市をたたむ」(花伝社、2015)、「白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか」(学芸出版社、2014)など。山形県鶴岡市、国立市谷保、世田谷区明大前駅前地区などのまちづくりに関わる。
ファシリテーター
青木彬(AIT)
大隈理恵(AIT プロジェクト・マネージャー)
Photo by Rattana Vandy
文化度未知数!新宿二丁目 in Deep 2018
日時:7月6日(金)19:00-23:00(終了予定) 場所:新宿二丁目界隈
昨年好評だった、新宿二丁目ツアーをバージョンアップしてお届け! 東京都渋谷区では、同性パートナー条例が成立されるなど、行政による働きかけやメディアによってLGBTへの注目度が高くなっています。さまざまな声が聞こえてくる一方、性的マイノリティへの理解度がメディアのみの一元的な見方になっていることも否めません。ゲイカルチャー発信の場である新宿二丁目は、江戸時代は宿場町の一つとして栄え、戦後まで新宿遊郭として発展をとげた歴史があります。当日は、こうした土地の歴史が残る場所や、新宿独特の摩訶不思議なスポットを、新宿二丁目やアートシーンにも精通したヴィヴィアン佐藤氏のナビゲートのもと、時にはお酒を交えながら巡ります。
ナビゲーター
ヴィヴィアン佐藤(非建築家/美術家/ドラァグクイーン)
ファシリテーター
大隈理恵(AIT プロジェクト・マネージャー)
Photo by Rattana Vandy
青木彬(AIT)
渋谷グラフィティ・ナイトウォーク
日時:9月14日(金)19:00-23:00(終了予定) 場所:渋谷周辺
現在100年に1度といわれる大規模な開発が進む渋谷には、世界中から多くのグラフィティ・ライターが訪れ、ストリート・アートの聖地とも呼ばれています。「都市における身体の拡張」をテーマに、キュレーションや作品制作を行うアーティスト・コレクティヴ「SIDE CORE」をナビゲーターに迎え、公共空間に突如としてあらわれるグラフィティの名所を案内してもらいながら夜の渋谷を歩きます。計画的に整備され、管理されゆく都市空間において、グラフィティはどのような役割を担っているのでしょうか。当日は、グラフィティだけでなく、街に溢れる広告や看板などにも注目し、日常的な景観から見えてくる些細な違和感を読み解きます。グラフィティをきっかけに変容する東京・渋谷を体感します。 9月7日(金)に行われるレクチャー「『ストリート』と『アート』を読み解く路地裏の鑑賞方法」とあわせての受講をオススメします。*ツアーと合わせてお申し込みの場合、レクチャー受講料(¥1,500)無料。
ナビゲーター
SIDE CORE(アーティスト・コレクティブ)
ファシリテーター
青木彬(AIT)
大隈理恵(AIT プロジェクト・マネージャー)
Photo by Rattana Vandy
まだ見ぬアートを見に行こう!
日時:10月27日(土)14:00-18:00 場所:東京都内のアート施設ほか
アート鑑賞の一つの要素として、友だちや周りの人と一緒に体験し感想や意見を共有することで、新たな経験や知識を得ることがあります。本ツアーでは、一般公開されていないアート作品の展示を巡り、参加者のみなさんとディスカッションや、たまにはお茶(休憩)をしながら、さまざまな角度からアート作品を鑑賞し、知見を広げます。また、展示されているアーティストや展示に関わったキュレーターや関係者との交流も行う予定です。 普段アクセスできないアート作品とは、どのような経緯で、そしてどのようなテーマや目的で展示されているのでしょうか。そうしたこともみなさんと一緒に意見を出し合いながら、じっくり時間をかけて、作品や展示全体の理解を深めます。 訪問先予定(Up date on 10/11):コレクターのビューイングルーム、マネックス証券株式会社、アーティストの制作スタジオ ツアー終了後、交流会を予定しています。ぜひご参加下さい。
ナビゲーター
大隈理恵(AIT プロジェクト・マネージャー)
Photo by Rattana Vandy