アーティストと子どもをつなぐワークショップの企画に取り組み、受講生自らワークショップのファシリテーターにチャレンジします。当日は、精神科医療施設との協働で活動を実施するフィフス・シーズンのエスター・フォセン氏とウィルコ・タウネブライヤー氏のアイディアを基に、オランダの「民話」やおとぎばなし、日本の「昔話」を取り上げながら主人公や登場人物のさまざまな人格や心の動きを想像します。「もし、主人公がとっても落ち込んでいたら?」「いつも笑っているあの登場人物にも悩みがある?」など、違う物語の展開を話し合いながら、立体やドローイングなどで自由に表現し、それぞれが見ている世界の差異や共通点を発見します。ワークショップには、家族をめぐる物語や、日本古来の童話など、一見、誰もが知るものの中にある不安定さや不確かさを映像や立体で表現するアーティストの和田昌宏氏を招き、フィフス・シーズン、AIT、本コース受講生の皆さんが伴走者になり、実施します。 *参加する子どもたちの対象年齢は、小学生以上を予定しています。ワークショップの詳細は事前に受講生の皆さんに共有します。

講師

エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター/ビューティフル・ディストレス・アート・マニフェステーション キュレーター)

フィフス・シーズン ディレクター/キュレーター。オランダ、コーポレートアート協会(VBCN)の理事およびモンドリアン財団の委員を務める。ジャーナリズムを学び、オランダ国立放送(VPRO)の番組制作者として働いた後、アート・アカデミーとアムステルダム大学で美術史を学ぶ。 1998年以来、アペル・アーツ・センター、オランダ国立博物館の精神医学部門、ドルハウス美術館などの美術機関においてプロジェクトマネージャーおよびキュレーターとして働く。
http://www.vijfde-seizoen.nl/en/

ウィルコ・タウネブライヤー(ビューティフル・ディストレス設立者&理事長/精神科医)

1961年オランダ生まれ。アムステルダム市公共健康局メンタルヘルス部にて医療長として従事する。精神科医として勤務するなか、精神医療と文化が出合い、互いの領域を交差させるプロジェクトに関わってきた。執筆活動のほか、医療とアートの両分野の大学で教鞭を執る。ビューティフル・ディストレスは、精神障害を持つ人々のことがより広く理解される社会の実現を目指し、アートを通じて精神医療と社会の間にある分断や、その隙間を埋めることをコンセプトに立ち上げられた。

和田昌宏(美術家)

東京都生まれ。2004年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジファインアート卒業。個人としてアーティスト活動の他、現在「国立奥多摩美術館」や「Ongoing Collective」など、オルタナティブスペースやアーティストコレクティブの活動にも関わっている。近年の展覧会に「Rμv-1/2gμvR=(8πG/c^4)Tμv」(LOKO GALLERY、2016)、「どしゃぶりの虹(YAMAMBA)」(Art center Ongoing、2016)、「Asian Art Award 2018」(Terrada Art Complex)、「奥能登国際芸術祭2017」(奥能登口伝資料館)、「国東半島芸術祭 『希望の原理』」(旧香々地町役場、2014)、「横浜トリエンナーレ2014」(横浜美術館、2014)などがある。
TICKETS

レクチャータイトル:プラクティス2:子どもとアーティストを結ぶ学びの場づくり(ワークショップ) – 実践編 –


日時:9月1日(土)13:00-16:00(準備11:00〜 / 片付け〜17:00)

場所:ヒルサイドテラスE棟(東京都渋谷区猿楽町29-8)

定員:25 名

講師:エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター/ビューティフル・ディストレス・アート・マニフェステーション キュレーター) ウィルコ・タウネブライヤー(ビューティフル・ディストレス設立者&理事長/精神科医) 和田昌宏(美術家)

受講料:¥3,900(税別)

備考:逐次通訳付き

協力:オランダ王国大使館

チケット購入での受講生は見学のみとなります

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Art & Culture TRIPS

 10月12日(土) 9:00-19:00(予定)

ナビゲーター:ロジャー・マクドナルド(AIT)ほか
ゲスト:堤隆(浅間縄文ミュージアム館長兼主任学芸員)
訪問先:フェンバーガーハウス、浅間縄文ミュージアム
定員:15名 *最小催行人数:13名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

ロジャー・マクドナルドのガイドのもと、縄文のアニミズムとアートとのつながり、絶滅を考えるユニークな1日ツアーです。長野県にある「浅間縄文ミュージアム」と「フェンバーガーハウス」を巡ります。

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 7月19日(金)-21日(日) 

ナビゲーター:AITスタッフ
ゲスト:向谷地宣明(MCMedian代表取締役 / NPO法人BASE代表理事)、浦河べてるの家関係者ほか
訪問先:「第27回べてるまつり in 浦河」(浦河町総合文化会館)ほか
定員:20名 *最小催行人数:14名
※ 早期「お問合せ」割引 / MAD生割引あり

北海道浦河町にある、統合失調症やうつなどの精神疾患を経験した当事者を中心とするコミュニティ「浦河べてるの家」が1年に一度開催するユニークなお祭り「べてるまつり」を訪問します。

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 10月26日(土) 8:30-19:00(予定)

ナビゲーター:AITスタッフ
ゲスト:山根一晃、佐塚真啓、永畑智大
訪問先:Super Open Studio 2019(S.O.S 2019)、国立奥多摩美術館
定員:25名 *最小催行人数:15名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

20軒を超えるスタジオと、その所属アーティスト約120名からなる「Super Open Studio 2019」や、制作スタジオを美術館に見立てプロジェクト活動を行っている「国立奥多摩美術館」を巡ります。

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