新しい価値をつくるキュレーションの実践


日時:水曜日19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:25名

レクチャー:指定3回+選択2回

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

コース受講料:¥18,525(税別)SOLD OUT!  

コース受講生は、指定のレクチャーに加え、他コースの任意のレクチャーを2回選択できます。(ディスコースのラボ、アート・パートナーズ、Visit&Seeを除く)

3回のレクチャーを通してキュレーションについて学ぶコースです。キュレーションの歴史や最新の動向、展覧会における役割まで、キュレーションについて広く知ることができます。今はアート以外のフィールドでもキュレーターが活躍する時代ですが、元々のアートの文脈からキュレーションの起源や展開を追いながら、実験的でユニークな展覧会事例などを見ていきます。どのようにして展覧会が作られているのかに興味がある方や、キュレーターという仕事について知りたい方にオススメのコースです。 <特徴> ・キュレーションとは何か、キュレーションの歴史やキュレーターの仕事について知る ・過去から現在まで、革新的なキュレーションの事例について学ぶ

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

※本コースに含まれる以下のレクチャーは、個別に購入することができます。

キュレーションの起源  - 洞窟、驚異の部屋、プライベート美術館 -

日時:9月5日(水)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

キュレーションという行為は、非常に親密な空間から生まれると言えるでしょう。珍しい物や神殿に捧げる物などを陳列したプライベートな小さな部屋「キャビネット・オブ・キュリオシティーズ(CabinetofCuriosities/驚異の部屋)」は、現在の博物館・美術館の原型とされています。ある意味でこれは「モダン」の美術館の誕生以前の話でもあり、現代の大きく発展したアート体験に新しいヒントや見方を与えるかもしれません。洞窟とアートの始まり、プライベートの美術館、物を集める主体性と関係性、蒐集する衝動について考えていきます。

受講料:¥3,900(税別)

展覧会を面白くするスパイス  - 作品やコンセプトだけではない、展覧会を構成する様々な要素 -

日時:10月10日(水)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

展覧会はどうやって作られているのでしょうか?キュレーターは特定の場所や時間の中で無数の要素を組み合わせ、展覧会を構成していきます。アーティストの背景や作品から読み取れる意味や歴史的な参照のほかにも、注目すべきことがあります。例えば、照明や採光、作品の鑑賞時間や作品との主体的な関わり方、展覧会場に漂うエネルギーやムードなどもキュレーターがつくり出すものであり、鑑賞者が作品を体験する上で重要な役割を果たします。 心に響く展覧会とは何か、キュレーターの意思はどのように反映されているのか、ハラルド・ゼーマンが手がけた展覧会を参照しつつ、多くの事例を見ながら考えていきます。

受講料:¥3,900(税別)

キュレーションはどこに向かうのか  - ユニークな実践から学ぶ新しいキュレーションの動向 -

日時:11月7日(水)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

21世紀になってキュレーションの手法も大きく変化してきました。特に美術館では、コレクションの展示方法に対して様々な実験に取り組んでいます。また、1990年代から増えた国際展でも挑戦的なキュレーションが展開され、これまでアートの文脈であまり語られてこなかった人や作品を見ることが増えてきました。こうした新しいキュレーションの未来を示す展覧会の事例や方法を紹介します。 マドリードにある革命的なコレクション展示を行っているレイナ・ソフィア美術館や第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2015)にてオクウィ・エンヴェゾーがキュレーションしたアウトサイダー・アートに関する展示、また新たなキュレーティングを実践するイデッサ・ヘンデルス(1948~)などの動向について学びます。

受講料:¥3,900(税別)

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Art & Culture TRIPS

 10月26日(土) 8:30-19:00(予定)

ナビゲーター:AITスタッフ
ゲスト:山根一晃、佐塚真啓、永畑智大
訪問先:Super Open Studio 2019(S.O.S 2019)、国立奥多摩美術館
定員:25名 *最小催行人数:15名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

20軒を超えるスタジオと、その所属アーティスト約120名からなる「Super Open Studio 2019」や、制作スタジオを美術館に見立てプロジェクト活動を行っている「国立奥多摩美術館」を巡ります。

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 10月12日(土) 9:00-19:00(予定)

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ゲスト:堤隆(浅間縄文ミュージアム館長兼主任学芸員)
訪問先:フェンバーガーハウス、浅間縄文ミュージアム
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ロジャー・マクドナルドのガイドのもと、縄文のアニミズムとアートとのつながり、絶滅を考えるユニークな1日ツアーです。長野県にある「浅間縄文ミュージアム」と「フェンバーガーハウス」を巡ります。

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料金:¥7,500(税別)*コース生 ¥2,000引

本ツアーでは、普段はなかなかアクセスできない企業に展示されている作品やアーティストの作品が生まれるスタジオなどを巡り、じっくり時間をかけて様々な角度からアート作品を鑑賞します。

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