「弱さ」とはどのようなことでしょうか。本当は私たち誰もが弱さを持っているはずなのに、ある社会においては、私たちはそのことを忘れたふりをしたり、見せないほうが良いと考えていることもあります。でも、もしかしたら「弱さ」や「遅い」とされているものの中にこそ、新たな創造性を生む力がたくさんあるかもしれません。 このレクチャーでは、小説家で、近年はホスピスやダウン症の子どもたちのアトリエを訪ね、ルポルタージュを書いている高橋氏を招き、彼が考える「弱さ」について一緒に考えます。そのことにより、「福祉」や「児童養護」という言葉に集約されない、まだ見ぬ場所や物語に想像を寄せてみましょう。

講師

高橋源一郎(小説家)

1951年広島県生まれ。1981年『さようなら、ギャングたち』(講談社)で群像新人賞優秀作を受賞しデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』(河出書房新社、1988年)で三島賞、『日本文学盛衰史』(講談社、2004年)で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』(新潮社、2012年)で谷崎賞を受賞。辻信一(文化人類学者)との共著『弱さの思想~たそがれを抱きしめる』(大月書店、2014年)では、「弱さ」をテーマに、社会的弱者と呼ばれる人びとや貧困や移民などで差別に悩む社会環境などについて、フィールドワークを行い、その考察について議論している。そのほかの主な著書に、『101年目の孤独ー希望の場所を求めて』(岩波書店、2013年)、『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新聞出版、2015年)、『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』(集英社、2017年)などがある。
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レクチャータイトル:ボクたちとキミたちの希望の物語(仮)


日時:7月26日(木)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

講師:高橋源一郎(小説家)

受講料:¥3,900(税別)

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Art & Culture TRIPS

 7月19日(金)-21日(日) 

ナビゲーター:AITスタッフ
ゲスト:向谷地宣明(MCMedian代表取締役 / NPO法人BASE代表理事)、浦河べてるの家関係者ほか
訪問先:「第27回べてるまつり in 浦河」(浦河町総合文化会館)ほか
定員:20名 *最小催行人数:14名
※ 早期「お問合せ」割引 / MAD生割引あり

北海道浦河町にある、統合失調症やうつなどの精神疾患を経験した当事者を中心とするコミュニティ「浦河べてるの家」が1年に一度開催するユニークなお祭り「べてるまつり」を訪問します。

Art & Culture TRIPS

 6月29日(土) 9:00-19:00(予定)

ナビゲーター:塩見有子、大隈理恵(AIT)ほか
ゲスト:石田建太朗(建築家)*予定
訪問先:N's YARD
定員:25名 *最小催行人数:15名
料金:一般 ¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

アーティストの奈良美智氏の未発表作品やコレクション作品などを展示している個人美術館「N's YARD」と自然と現代アートに包まれた、保養とアートの宿「板室温泉大黒屋」を訪問します。

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 10月12日(土) 9:00-19:00(予定)

ナビゲーター:ロジャー・マクドナルド(AIT)ほか
ゲスト:堤隆(浅間縄文ミュージアム館長兼主任学芸員)
訪問先:フェンバーガーハウス、浅間縄文ミュージアム
定員:15名 *最小催行人数:13名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

ロジャー・マクドナルドのガイドのもと、縄文のアニミズムとアートとのつながり、絶滅を考えるユニークな1日ツアーです。長野県にある「浅間縄文ミュージアム」と「フェンバーガーハウス」を巡ります。

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