北海道浦河町にある、精神障害などを抱えた当事者と町民有志によって設立された地域活動拠点「ベてるの家」。そこでは、精神障害やうつ病を抱えた当事者が自らの経験専門家として研究し、生きる苦労とうまく付き合う方法を仲間と一緒に考え、みんなが共に支え合う活動「当事者研究」を推進しています。国内外の先進的な活動を進める専門家とのシンポジウムや、統合失調症などを持つ当事者が主体的に表現をする幻覚&妄想大会など、弱さや経験をひらくことで繋がりをつくってきたべてるの実践は、親の精神疾患と子育てなど、社会に潜む様々な課題とこれからの「社会的養護」にも密接に関係しています。そんなべてるの家の設立にかかわった向谷地生良氏から当事者研究を取り入れた経緯と、実践していく上での苦労や支援の在り方について伺い、共に考えます。

講師

向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー/北海道医療大学教授)

1955年青森県生まれ。北星学園大学文学部社会福祉学科卒業。1978年、北海道浦河町の病院に精神科専属のソーシャルワーカーとして赴任。1984年、地域活動拠点「浦河べてるの家」を設立。理事、アドバイザーとして活動している。精神障害を持つ当事者が自らの症状を含めた生活上の出来事を研究・考察する「当事者研究」を提唱、メンバーと共に普及活動を行っている。主な著書に、『安心して絶望できる人生』(NHK出版、2006年)、『技法以前―べてるの家のつくりかた (シリーズ ケアをひらく)』(医学書院、2009年)、『精神障害と教会 教会が教会であるために』(いのちのことば社、2015年)などがある。http://bethel-net.jp
TICKETS

レクチャータイトル:べてるの活動から見るコミュニティと表現の可能性


日時:7月21日 (土)13:00-15:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

講師:向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー/北海道医療大学教授)

受講料:¥3,900(税別)

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ゲスト:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)、佐藤麻衣子(水戸芸術館現代美術センター教育プログラムコーディネーター)ほか
訪問先:水戸芸術館現代美術センター、茨城朝鮮初中高級学校ほか
定員:25名 *最小催行人数:15名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

水戸芸術館現代美術センターの「アートセンターをひらく 第Ⅱ期」と茨城朝鮮初中高級学校「オープン・スクール」ほかに訪問予定です。

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定員:25名 *最小催行人数:15名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

20軒を超えるスタジオと、その所属アーティスト約120名からなる「Super Open Studio 2019」や、制作スタジオを美術館に見立てプロジェクト活動を行っている「国立奥多摩美術館」を巡ります。

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