「ストリート・アート」や「グラフィティ」と聞くと、ロンドンを中心に活動するアーティストのバンクシーや、モザイク・タイルで日本でもおなじみのキャラクターを描くインベーダーなどが浮かぶと思います。しかし、実際に街や公共空間で見かけるグラフィティについては、それを作品として鑑賞する手がかりはあまり多くありません。 2012年より、美術史を背景にストリート・アートを読み解く展覧会を開催し注目を集めているアーティスト・コレクティヴSIDE COREは、都市における廃棄物の流通やプライベートとパブリックが曖昧になる場所など、都市のシステムを利用しながら実際に街の中で様々な作品を制作しています。このようなSIDE COREの実践は、グラフィティやストリート・アートの感性と現代アートの理論を巧みに交差しているともいえます。9月12日(木)に行われるツアー「[遊戯] 変わりゆくストリートから創造する in 渋谷」に先駆け、ナビゲーターであるSIDE COREの活動を軸に、グラフィティやストリート・アートの現在を読み解くヒントを探ります。

※ 別日開催のツアー「[遊戯] 変わりゆくストリートから創造する in 渋谷」をお申し込みの場合、ミニレクチャー受講料(¥1,500)無料

講師

SIDE CORE(アーティスト・コレクティヴ)

2012年から高須咲恵と松下徹により活動を開始。2017年より、西広太志が加わる。美術史や日本の歴史を背景にストリートアートを読み解く展覧会「日本美術と「ストリートの感性」」(BA-TSU ART GALLERY、2012)を発表後、問題意識は歴史から現在の身体や都市に移行し、「身体/媒体/グラフィティ」(Terratoria、2013)、「公共圏の表現」(西武渋谷店、2014)を発表。2015年の「TOKYO WALK MAN」(hiromiyoshii)からは表現の場を、室内から実際のストリートへと広げる。 ゲリラ的な作品を街に点在させ、建築や壁画、グラフィティを巡る「MIDNIGHT WALK tour」は、現在まで不定期に開催している。公共空間にある見えない制度に、遊びを交えた視覚化をするアプローチの手法が確立されていく。2016年からは東京の湾岸地域のスタジオの運営など、都市での表現のあり方を拡張し続けるアーティストたちが、流動的に参加できる場として、活動を展開している。これらの活動は公共空間のルールを紐解きその隙間に介入し、新しい行動を生み出していくための実践である。近年に参加した主な展覧会に「リボーンアート・フェスティバル2017」(宮城県、2017)、「そとのあそび展 -ピクニックからスケートボードまで-」(市原湖畔美術館、2018)などがある。
http://sidecore.net
TICKETS

タイトル:「ストリート」と「アート」を読み解く路地裏の鑑賞方法


日時:9月3日(火)19:00-20:30

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

講師:SIDE CORE(アーティスト・コレクティヴ)

受講料:¥1,500(税別)受付終了

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受講料:¥1,500(税別)

*開催日が決定しました*


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