シリーズ:SPIRITUAL ART
講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター / AIT副ディレクター)
日時:11月2日(木)19:00-21:00 場所:代官山AITルーム
本日のMADのレクチャーはSPIRITUAL ART「ゾンビ、黙示、未来」でした!
近年話題となった海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズに代表されるように、時代を越えて愛されるゾンビというアイコン。そのイメージが生み出される背景にあるものとは?
人種問題、貧困、社会構造、心理学、宗教学、美術史…様々な観点からゾンビのイメージの源泉を辿ってみると、そこには時代ごとの人間の恐怖的無意識が刻まれていることが見えてきました。
近代化以降、分裂された自己を抱えて生きるわたしたちは、ポストヒューマン時代の怖れや不安、自画像をゾンビに投影することで、世界との関係を模索しているのかもしれません。
個人的には、Joy Divisionのボーカル、イアン・カーティスのステージアクションをゾンビに重ねたロジャーさんの指摘が斬新でした!
中里 龍造
授業の様子