講師
ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)
マルセル・デュシャンの既製品を用いたレディー・メイド作品や、ダダイストたちによるロシア古典芸術への批評を取り上げるほか、アルフレッド・スティーグリッツが築いたアメリカの写真の存在、ピエト・モンドリアンの抽象絵画、デュシャンが描いた最後のペインティング「Tu m'」を紹介します。また、ピカソのアンチ・モダニズムの時代や、ロシア構成主義にみるダダイスト達の過激な政治運動にも触れます。後半では、アウトサイダー・アートがパウル・クレーやマックス・エルンストに与えた影響について眺めます。