近年、国内でアーティスト・グループの活動が目立つ中、改めて「コレクティヴ」の意義や役割、またその可能性について、キュレーターとアーティストの視点や実践から考えます。青木彬氏は、アートプロジェクトにおける協働のプロセスに着目しながら、集団における創造性の拡張について議論します。アーティストの清水美帆氏は、自身が運営に携わった移動美術館「Danger Museum」を例に挙げ、コレクティヴが誕生した90年代後半のロンドンを振り返りながら、活動を通して感じた面白さや難しさについてお話しします。(6/25 update)

講師

青木彬(キュレーター / dear Meスタッフ)

1989年東京都生まれ。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。現在はインディペンデント・キュレーターとして活動。2018年からはAITのdear Meの運営にも携わる。アートプロジェクトやオルタナティヴ・スペースをつくる実践を通し、日常生活でアートの思考や作品がいかに創造的な場を生み出せるかを模索している。「黄金町バザール2017」アシスタント・キュレーター。「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」ディレクター。

清水美帆(美術家 / dear Meスタッフ)

東京都生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ卒業後、オスロ国立芸術大学で修士号(ファインアート)を取得。1998年に誕生したアーティスト・コレクティヴ、Danger Museumのメンバーとして活動し、「何でも美術館になり得る」という考えの下、移動美術館を運営。現在もオィヴン・レンバーグとのコラボレーションの場として継続している。近年のソロ活動としては布を主な素材とした表現活動が多く、ライブイベントや映像作品のセット、俳優やダンサーのための衣装や小道具を制作している。2018年にはダニエル・コック(ダンサー/振付家)と恊働でパフォーマンス作品「xhe」を発表。2019年、Museum of Contemporary Art Tuscon(米国アリゾナ州)のグループ展へ参加。さまざまな分野の人が知識や経験を共有する場づくりに関心があり、2017年よりフクシとアートの関係性を模索するdear Meにスタッフとして関わる。
www.dangermuseum.com/ja/
TICKETS

タイトル:コレクティヴ


日時:7月26日(金)19:00-21:00

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

講師:青木彬(キュレーター / dear Meスタッフ) 清水美帆(美術家 / dear Meスタッフ)

受講料:¥3,900(税別)finished!

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