テクノロジーが発展し、富の地勢図や規模が変化し、アートの価値がますます多様化するなかで、表現者としてのアーティスト、鑑賞や保存の場としての美術館、商業の要としてのギャラリーというアート界を構成する三要素は、これまでと全く異なる考え方を取り入れ、それぞれのアップデートあるいは生き残りを図っているようです。巨大ギャラリーとは違うビジネス・モデルとして2016年からスタートした「ギャラリー・スワッピング」のモデルや、美術館の役割への再考とその実践など、世界の新しい動きに注目しながら、変わりゆくアート界を考えます。

講師

塩見有子(AITディレクター)

学習院大学法学部政治学科卒業後、イギリスのサザビーズインスティテュートオブアーツにて現代美術ディプロマコースを修了。帰国後、ナンジョウアンドアソシエイツにて国内外の展覧会やアート・プロジェクトのコーディネート、コーポレートアートのコンサルタント、マネジメントを担当。2002年、仲間と共にNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]を立ち上げ、代表に就任。AITでは、組織のマネージメントのほか、レジデンス・プログラムやメルセデス・ベンツやマネックス証券、ドイツ銀行、日産自動車など、企業による芸術支援プログラムのコンサルティングなどを行う。
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タイトル:アート界


日時:4月16日(火) ⇒ 7月2日(火)19:00-21:00

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

講師:塩見有子(AITディレクター)

受講料:¥3,900(税別)SOLD OUT!

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ゲスト:山根一晃、佐塚真啓、永畑智大
訪問先:Super Open Studio 2019(S.O.S 2019)、国立奥多摩美術館
定員:25名 *最小催行人数:15名
料金:¥16,000(税別)*コース生 ¥2,000引

20軒を超えるスタジオと、その所属アーティスト約120名からなる「Super Open Studio 2019」や、制作スタジオを美術館に見立てプロジェクト活動を行っている「国立奥多摩美術館」を巡ります。

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 6月19日(水) 19:00-21:00

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター / AIT副ディレクター)

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)

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 4月10日(水) 19:00-21:00

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター / AIT副ディレクター)

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)

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