1980年代より活発になったアートと企業の結び目は、「メセナ」や「CSR」あるいは「創造経済」や「文化資本」という言葉で様々にその意味と役割が説明されてきました。日本では資生堂やサントリー、トヨタ自動車や日産自動車ほか、また海外ではドイツ銀行やロレックス、ルイ・ヴィトン、エルメスなどが積極的にアートをサポートしています。企業がアートを支える構図、あるいはアートが社会や個人に不可欠な存在となるということ。アートと企業の切っても切れない関係が生まれた重要な場面とプロジェクトについて様々な視点から考察します。

講師

塩見有子(AITディレクター)

学習院大学法学部政治学科卒業後、イギリスのサザビーズインスティテュートオブアーツにて現代美術ディプロマコースを修了。帰国後、ナンジョウアンドアソシエイツにて国内外の展覧会やアート・プロジェクトのコーディネート、コーポレートアートのコンサルタント、マネジメントを担当。2002年、仲間と共にNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]を立ち上げ、代表に就任。AITでは、組織のマネージメントのほか、レジデンス・プログラムやメルセデス・ベンツやマネックス証券、ドイツ銀行、日産自動車など、企業による芸術支援プログラムのコンサルティングなどを行う。その他、財団や企業等の委員やアドバイザー、審査員などを務める。
TICKETS

タイトル:アートと企業


日時:5月28日(火)19:00-21:00

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

講師:塩見有子(AITディレクター)

受講料:¥3,900(税別)SOLD OUT!

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