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てつがくカフェ「語りにくさを、ひらく」
日時:6月22日(土)13:00-16:00(レクチャー1h+ワークショップ2h)
場所:代官山AITルーム
定員:25名
受講料:¥3,900(税別)
講師:
山森裕毅(大阪大学COデザイン・センター特任講師)
dear Me フェス!- 越境するアートとフクシから考える、子どもと私の豊かな学びの場-, 2018, Photo by Yukiko Koshima
哲学者でフェリックス・ガタリ研究者の山森裕毅氏を招き、レクチャーと「てつがくカフェ*」を組み合わせた3時間のセッションを行います。レクチャーでは、コース前半で取り上げた「子ども」「マイノリティ」「当事者」などのキーワードを山森氏が哲学の視点から読み解きます。後半は、テーマや問いを受講生が出し合い、対話をしながら掘り下げます。身近な問いや個人的な問題と思われがちなことも哲学で紐解くことで、社会と接続し、自己や他者の理解をじっくりと深めることができます。「てつがくカフェ」はコース後半にも行い、講師、ファシリテーター、様々な経験値やバッググラウンドを持つ受講生の議論を深め、関心をひらき、共有します。
*哲学カフェ(仏:café philosophique)とは、哲学者マルク・ソーテ(1947年–1998年)がフランスのパリで創立した哲学的な対話をするための草の根の公開討論会。(引用:Wikipedia)
講師
山森裕毅(大阪大学COデザイン・センター特任講師)
哲学者・記号論研究者。大阪大学人間科学研究科基礎人間学専攻修了。看護専門学校やグループホームでの勤務を経て、2017年より現職。都市の路上に愛着を感じながら、人や物事が移り変わり変化する仕組みに関心を持つ。北海道浦河町にある「ベてるの家」とつながりの深いコミュニティスペース「ベてぶくろ」にて定期的に哲学カフェを開催し、色々な背景を持つ人々が集う場づくりをしている。
ファシリテーター
堀内奈穂子(AITキュレーター / dear Meディレクター)
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、AITにてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラムの企画に携わる。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 _ 何をなすべきか? 東京」(2007)アシスタント・キュレーター、「Home Again」(原美術館、2012)アソシエイト・キュレーターを務める。国際交流基金主催による「Shuffling Space」展(タイ、2015)キュレーター、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015)共同キュレーター。アーカスプロジェクト(2013)、パラダイスエア(2015、2016)、京都府アーティスト・イン・レジデンス事業「大京都in舞鶴」(2017)のゲストキュレーターを務める。 2016年より、AITの新たなプロジェクトとして、複雑な環境下にある子どもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクトを開始。アートや福祉の考えを通した講座やワークショップ、シンポジウムを企画する。
藤井理花(AITプロジェクト・マネジャー / dear Me企画・コーディネーター)
千葉県生まれ。出版IT企業などを経て2011年より現職。AITでは主に展覧会やイベント、ワークショップのコーディネートや企画を担当。AITが2014年に企画協力した「ゴー・ビトゥイーンズ展-こどもを通してみる世界:子どもキャプションプロジェクト」(主催:森美術館)では、学校プログラムや一般の子ども向けワークショップの運営に関わる。ジーナ・ブエンフェルド企画「回る世界の静止点で」(2014)、「The BAR vol.8 Today of Yesterday 過去に在る、いま」展(山本現代、2015)などを担当。2016年に開始した、dear Meプロジェクトのメンバー。個性豊かな子どもや若者が主体的に関わるプログラムを策定中。興味は自然、温泉、映画、養蜂。個人の活動に福祉施設の児童と様々な文化活動や学びのサポートを行うボランティアグループに参加している。MAD2010キュラトリアル・スタディーズ修了生。
清水美帆(美術家 / dear Meスタッフ)
東京都生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ卒業後、オスロ国立芸術大学で修士号(ファインアート)を取得。1998年に誕生したアーティスト・コレクティヴ、Danger Museumのメンバーとして活動し、「何でも美術館になり得る」という考えの下、移動美術館を運営。現在もオィヴン・レンバーグとのコラボレーションの場として継続している。近年のソロ活動としては布を主な素材とした表現活動が多く、ライブイベントや映像作品のセット、俳優やダンサーのための衣装や小道具を制作している。2018年にはダニエル・コック(ダンサー/振付家)と恊働でパフォーマンス作品「xhe」を発表。2019年、Museum of Contemporary Art Tuscon(米国アリゾナ州)のグループ展へ参加。さまざまな分野の人が知識や経験を共有する場づくりに関心があり、2017年よりフクシとアートの関係性を模索するdear Meにスタッフとして関わる。
www.dangermuseum.com/ja/
青木彬(キュレーター / dear Meスタッフ)
1989年東京都生まれ。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。現在はインディペンデント・キュレーターとして活動。2018年からはAITのdear Meの運営にも携わる。アートプロジェクトやオルタナティヴ・スペースをつくる実践を通し、日常生活でアートの思考や作品がいかに創造的な場を生み出せるかを模索している。「黄金町バザール2017」アシスタント・キュレーター。「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」ディレクター。