高度経済成長期、住宅供給問題の解決として取り組まれた多摩ニュータウンですが、1980年代頃には、国内の住宅供給が満たされてしまうという状況に直面した結果、当初の目的から「量より質」に計画をシフトし、景観、交通、住宅などを通して、ユニークで実験的な都市計画が進められました。本ツアーでは、「郊外」を切り口として東京の都市計画の歴史を学びます。また、ストリートで育まれる文化は計画によってつくられるものとは限りません。例えば、世代交代を迎えつつある多摩ニュータウンでは、コミュニティスペースの創出や「郊外」をテーマにしたアートイベントの開催など新たな文化の萌芽が生まれつつあります。『都市をたたむ』の著者であり、人口減少時代の都市のあり方を研究されている饗庭伸氏とともに、都市計画とストリートの関係について考えていきます。
 
※ 5月15日(水)に開催を予定していたミニレクチャー「理想都市は実現可能か?東京の設計図をたどる」は、都合により不催行となりました



 
<Update on 5/17>
今回は、ニュータウン初期に建替えが行われた永山駅周辺や諏訪のタウンハウス、高齢者向けにすっかり変わってしまった諏訪永山の近隣センターを巡る予定です。前回は、高度成長期を彷彿とさせる時代をまわりましたが、今回は、それよりも前につくられ、現在、高齢化が課題となっている地域を丁寧にまわり、多摩ニュータウンの変遷を辿ります。
交流会では、数年前より、多摩ニュータウン内で建築事務所を営んでいる「スタジオメガネ」さんが行う「建築スナック」に参加します。「建築スナック」とは、近隣の住人や街づくりに関わっている方、建築業界の方などを招いて軽く飲食をしながら、楽しく語りあうギャザリングイベントです。
また、スタジオメガネさんでは、現在「世界の郊外」展を開催中。50 年以上の歴史を持つ郊外建設の 歴史、現状、未来を考える展覧会もあわせて鑑賞します。



 
↓↓↓ナビゲーターの饗庭さんからのメッセージも届きました↓↓↓
国策の中で人工的に作られた街も50年がたち、普通の街とは違った「成熟のしかた」を迎えています。そこに見られるたくさんの生活の技術(=アート)を再発見するツアーにしたいと思います。

ナビゲーター

饗庭伸(首都大学東京都市環境科学研究科教授)

1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学理工学研究科博士課程を経て博士(工学)取得。同大学理工学部建築学科助手、東京都立大学工学研究科建築学専攻助手などを経て現職。専門は都市計画・まちづくり。主な著書に『自分にあわせてまちを変えてみる力』(萌文社、2016)、『まちづくりの仕事ガイドブック』(学芸出版社、2016)、『都市をたたむ』(花伝社、2015)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(学芸出版社、2014)など。山形県鶴岡市、国立市谷保、世田谷区明大前駅前地区などのまちづくりに関わる。

ファシリテーター

大隈理恵(AITプロジェクト・マネジャー)

Photo by Rattana Vandy

アートフェア東京、MISA SHIN GALLERY勤務を経て、2010年より現職。AITでは、国内ツアーのディレクションの他、AIT主催の展覧会やプロジェクト、教育プログラムMADの企画・運営、企業による芸術支援プログラムのコーディネートを担当。MAD2006キュレーション・プラクティス修了生。

青木彬(キュレーター / dear Meスタッフ)

1989年東京都生まれ。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。現在はインディペンデント・キュレーターとして活動。2018年からはAITのdear Meの運営にも携わる。アートプロジェクトやオルタナティヴ・スペースをつくる実践を通し、日常生活でアートの思考や作品がいかに創造的な場を生み出せるかを模索している。「黄金町バザール2017」アシスタント・キュレーター。「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」ディレクター。
TICKETS

タイトル:[計画] 都市とストリート in 多摩


日時:5月25日(土)14:00-17:00

訪問先:多摩ニュータウン近辺

定員:12名 *最小催行人数:7名 名

ナビゲーター:饗庭伸(首都大学東京都市環境科学研究科教授)

料金:¥6,500(税別)finished!  

備考:締め切り:5月22日(水)→5月24日(金)12:00
催行決定しました。
 
ミニレクチャー付(別日開催)
※ 料金には、交流会費が含まれます
※ 集合・解散場所までの交通費は、各自でご負担ください

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