アートとアクセシビリティの新しい視点(9-11月)


日時:木曜日19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:25名

レクチャー:指定6回+選択2回

講師:柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表)他

コース受講料:¥29,640(税別)  

コース受講生は、指定のレクチャーに加え、他コースの任意のレクチャーを2回選択できます。(ディスコースのラボ、アート・パートナーズ、Visit & Seeを除く)

現在、アートと福祉の関係はますます注目され、新しいアートの可能性や社会のあり方を模索する試みが様々な場所で行われてきています。このコースでは「アクセシビリティ」をキーワードに、新しい視点からアート、福祉、障害やヒーリングを関係づけて学んでいきます。社会と関連するアート、福祉と建築、障害とアート、医療現場の試みなど、福祉の現場からの様々な実践を見ていくことで議論を広げていきます。

<特徴>
・アートと障害、アクセシビリティ、ヒーリングとのつながりについて考える
・美術史上の様々なアイディアが、「より良く生きること」に関連していることを知る
・アートと福祉に対して批評的な姿勢を身につける

※本コースに含まれる以下のレクチャーは、個別に購入することができます。

チア!アートの実践から学ぶホスピタル・アートの可能性と課題  

日時:11月22日(木)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

高齢化社会に向かっている日本では、医療現場の社会的役割がますます大きくなっています。特に病院やデイケアセンターでは、どのような空間づくりや心のケアの可能性があるのでしょうか。つくば市の医療現場で、アート活動を通じて、医療者とともに心の安らぎの場作りや医療環境のあり方を考える機会を提供し実践している「チア!アート」の岩田祐佳梨氏をゲストに招いて、日本のホスピタル・アートの最先端や問題について、ロジャーとともに対談形式でお話しを伺います。ホスピタル・アートの紹介、医療現場におけるアートの可能性、倫理的・医療的な課題について考えます。

受講料:¥3,900(税別)残りわずか!

講師

岩田祐佳梨(NPO法人チア・アート代表)

©2017 MasakazuSUZUKI

1987年香川県生まれ。2017年に筑波大学人間総合科学研究科博士後期課程を修了し、博士(デザイン学)を取得。現在、大学で教員を務めると同時に(公財)筑波メディカルセンターではアート・デザインコーディネーターとして活動。アートやデザインによる病院環境の改善を目指した研突と実践に取り組む。2017年7月に医療や福祉を応援するためのアート・デザインの普及を目指す「特定非営利活動法人チア・アート」を設立し、理事長を務める。

ファシリテーター

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

自己を超越したアート  - トランス、瞑想、変容 -

日時:9月6日(木)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

「アートは自己表現だ」と多くの人は思っているかもしれませんが、美術の長い歴史から眺めていくとアートのもうひとつの側面は自己を消す作業だと言えるかもしれません。アートには深い精神性の追求や非理性的な側面があり、多くのアーティストも瞑想やトランスというテクニックを制作の中に取り入れてきました。アートと宗教の関係、瞑想、トランス、意識の変成、時間を「超える」芸術とは何かを考えていきます。

受講料:¥3,900(税別)残りわずか!

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

アートは全てと関連している  - リレーショナル・アートの立場から -

日時:9月20日(木)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

1990年代後半に登場した新しいアートとして『関係性の美学』で提示された「リレーショナル・アート」があります。作品中心的ではなく、作品を通して人と社会や行動などをつなげていく「関係性」を重視したアートの形を指す言葉として展開されてきました。現代のように複雑化した社会では、どのような質の関係性をアートに求めることができるのでしょうか。20年が経った現在の視点から、もう一度「リレーショナル・アート」を捉え直します。『関係性の美学』の紹介にはじまり、アートと時間の新しい関係、鑑賞体験の変化、アート観賞におけるナビゲーターの役割を考えていきます。

受講料:¥3,900(税別)SOLD OUT!

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

障害と社会  - エイブル・アート・ジャパンの実践から -

日時:10月11日(木)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

1990年代以降に日本のアートと福祉の現場で先駆的な実践を行ってきたNPO法人エイブル・アート・ジャパンから柴崎由美子氏を招いて、障害に関わるアートの実践について学びます。障害をどのように捉えていくことができるのか、医療的観点から社会的観点へのシフトを議論しながら、具体的な現場の事例や障害のある人の美術鑑賞体験などから考察します。障害とアートを考えるモデルの紹介、美術鑑賞と障害の問題、エイブル・アート・ジャパンの試みと実践を見ていきます。

受講料:¥3,900(税別)

講師

柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表)

1973年宮城県生まれ。芸術大学在学中に障害のある人の作品に出会い、制作の現場に関わりたいとの思いから、1997年から奈良市の市民団体&コミュニティアートセンター&福祉施設「たんぽぽの家」の活動に参加。2004年、「たんぽぽの家アートセンターHANA」プログラム・ディレクターを経て、2008年-2009年までディレクターを務める。2007年、エイブルアート・カンパニー事業をスタート(至現在)。2012年、NPO法人エイブル・アート・ジャパン(2010年にアーツ千代田3331/千代田区に移転、2011年にNPO法人化)事務局長(至現在)、2013年代表理事。東日本大震災後、故郷東北の障害のある人たちに向き合いたいと考え、関東・東北地域のアーティスト・リサーチなどに関わる。
http://www.ableart.org
http://www.ableartcom.jp/

ファシリテーター

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

一緒に見ること、眺めること  - 目の見える人と見えない人の鑑賞ワークショップ -

日時:10月25日(木)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

このセッションでは目の見えるひとと見えない人が一緒に体験するワークショップを行います。
アートの鑑賞や体験は視覚情報だけによるものではありません。様々なコミュニケーションの方法を通じて、異なる作品の体験や意味が生まれてきます。日本において美術鑑賞の場に視覚障害者が関わり始めたのは1980年代と言われています。それから30年の間に「障害」の意味、「鑑賞」のあり方は大きく更新されてきました。講師の林建太氏は、2012年から目の見える人と見えない人が美術を通して一緒に考える場つくりを実践しています。目が見える人と見えない人が相互に関わりながらアートを鑑賞する体験とは、「見る」こと「眺める」ことは双方にとってどのように同じなのか、どのように違うのか、ワークショップを通して考えます。

受講料:¥3,900(税別)finished!

講師

林建太(「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」代表)

1973年東京都生まれ。1995年より在宅ヘルパーとして身体障害者の日常生活全般のサポートに携わる。2012年より「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」発足。東京都現代美術館や東京都写真美術館のほかに、ヨコハマトリエンナーレ2017(横浜美術館ほか、2017年)、「Museum of Together」展(スパイラル、2017年)などで、視覚障害者と晴眼者が言葉を介して一緒に美術鑑賞をするワークショップを主催している。また、2017年より、美術館や様々な場所で、演劇の力をかりてちょっと変わった「音声」をつくるプロジェクト「きくたびプロジェクト」を開始。

ファシリテーター

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

脱施設型建築の実践  

日時:11月8日(木)19:00-21:00  場所:AITルーム(代官山)

アートや福祉はどちらも作られた制度の中で実践されます。とりわけ福祉においては行政による制度や社会的ルールに左右されることがありますが、こうした制度を解すものとして「建築」の可能性を考えます。これまで福祉と関係がある設計を手掛けてきたアトリエ・ワンの塚本由晴氏をゲストに招いて、建築と制度や福祉の問題について議論します。アトリエ・ワン建築の実践を紹介しながら、建築はルールやシステムといった硬い制度に対して何かできるのか、建築からどういった視点を学べるかを考えます。

受講料:¥3,900(税別)finished!

講師

塚本由晴(建築家/博士(工学)/アトリエ・ワン共同代表/東京工業大学大学院教授)

1965年神奈川県生まれ。東京工業大学大学院博士過程修了。1992年、貝島桃代氏とともにアトリエ・ワン設立。「Museum of Together/ミュージアム・オブ・トゥギャザー」(2017)では、「どんな人にも開かれたアクセシブルな美術館」をテーマに、あらゆる人が過ごしやすい空間のあり方について、障害のある当事者とともに議論・検証し、会場構成を手がけた。近年参加した展覧会および作品は、「Chigi House」(the Maison de la Culture du Japon _ Paris、フランス、2016年)、「The Timber Network」(第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展、イタリア、2016年)、「ここに棲む - 地域社会へのまなざし」展(アーツ前橋、2015年)、「佐潟なりわい観測舎」(水と土の芸術祭、新潟、2015年)などがある。

ファシリテーター

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com

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