現代アートを切り口に、ジェンダーや人権問題、SNSから広がった「#MeToo」運動について考えます。
 
当日は、先日開幕した第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展より、ジェンダーに関連する作品紹介のほか、「#MeToo」運動の勢いにより美術史の是正が行われているアート界の動きや、フェミニズムとアート支援の矛盾についてなど、「#MeToo」運動以前の時代のアーティストにも着目し、時代を往来しながら、私たちの身近に存在するジェンダーに関わる「生きづらさ」や「憤り」もしくは「疑問」について、参加者のみなさんとディスカッションを行います。(Update on5/20)

講師

堀内奈穂子(AITキュレーター / dear Meディレクター)

エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、AITにてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラムの企画に携わる。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 _ 何をなすべきか? 東京」(2007)アシスタント・キュレーター、「Home Again」(原美術館、2012)アソシエイト・キュレーターを務める。国際交流基金主催による「Shuffling Space」展(タイ、2015)キュレーター、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015)共同キュレーター。アーカスプロジェクト(2013)、パラダイスエア(2015、2016)、京都府アーティスト・イン・レジデンス事業「大京都in舞鶴」(2017)のゲストキュレーターを務める。 2016年より、AITの新たなプロジェクトとして、複雑な環境下にある子どもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクトを開始。アートや福祉の考えを通した講座やワークショップ、シンポジウムを企画する。

大隈理恵(AITプロジェクト・マネジャー)

Photo by Rattana Vandy

大分県生まれ。アートフェア東京、MISA SHIN GALLERY勤務を経て、2010年より現職。AITでは、国内ツアーのディレクションの他、AIT主催の展覧会やプロジェクト、教育プログラムMADの企画・運営、企業による芸術支援プログラムのコーディネートを担当。MAD2006キュレーション・プラクティス修了生。
TICKETS

タイトル:#MeToo? #YouToo?


日時:5月24日(金)19:00-21:00

場所:代官山AITルーム

定員:25 名

講師:堀内奈穂子(AITキュレーター / dear Meディレクター) 大隈理恵(AITプロジェクト・マネジャー)

受講料:¥3,900(税別)finished!

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Art & Culture TRIPS

 7月19日(金)-21日(日) 

ナビゲーター:AITスタッフ
ゲスト:向谷地宣明(MCMedian代表取締役 / NPO法人BASE代表理事)、浦河べてるの家関係者ほか
訪問先:「第27回べてるまつり in 浦河」(浦河町総合文化会館)ほか
定員:20名 *最小催行人数:14名
※ 早期「お問合せ」割引 / MAD生割引あり

北海道浦河町にある、統合失調症やうつなどの精神疾患を経験した当事者を中心とするコミュニティ「浦河べてるの家」が1年に一度開催するユニークなお祭り「べてるまつり」を訪問します。

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