アーティストの制作支援は、パトロン的な支援以外にも様々な仕組みが存在します。1970年代以降、アーティストが一定期間、自国内外に滞在して制作に専念するアーティスト・イン・レジデンスが世界に広まりました。今ではアーティストだけではなくキュレーターを対象にしたものや、制作だけではなく調査型のプログラムが増えるなど、その様相も大きく変わっています。また、アーティストの活動をたたえ、後押しするアワードやプライズも、世界的に発展してきました。特に2000年代以降にこうした取り組みが活発化し、企業の中でもアートと社会貢献、マーケティング、企業研修などと結びつけた取り組みが多く見られます。AITでは、国内でもいち早く現在主流の調査型レジデンスをスタートしたり、企業とのプログラムも手がけてきました。その実践と今の時代における新たなモデルについて考えます。

講師

塩見有子(AITディレクター)

Photo by Yukiko Koshima

学習院大学法学部政治学科卒業後、イギリスのサザビーズインスティテュートオブアーツにて現代美術ディプロマコースを修了。帰国後、ナンジョウアンドアソシエイツにて国内外の展覧会やアート・プロジェクトのコーディネート、コーポレートアートのコンサルタント、マネジメントを担当。2002年、仲間と共にNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]を立ち上げ、代表に就任。AITでは、組織のマネージメントのほか、レジデンス・プログラムやメルセデス・ベンツ、マネックス証券、ドイツ銀行、日産自動車など、企業による芸術支援プログラムのコンサルティングなどを行う。
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レクチャータイトル:アーティストを支援する新たなモデル①


日時:5月8日(火)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

講師:塩見有子(AITディレクター)

受講料:¥3,900(税別)SOLD OUT!

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定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)


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受講料:¥1,500(税別)


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場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)


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