ロシアのコズミズム論(宇宙主義)では、「死」はテクノロジーによってなくなり、人は永遠に生きるとされました。さらには、美術館の役割もラディカルな時間として考えられました。ロシア革命後、ニコライ・F・フョードロフとその仲間の思想家たちは、とんでもなく壮大でユートピア的な計画を考えます。「本当の平等な社会主義は、亡くなったすべての人々をもう一度生きさせることが使命である。」と発言し、当時の様々な最先端技術や医療を参照しながら、未来の理想社会を目指して研究したのです。その壮大な計画の中でアートと美術館の役割が大事な位置にあり、新しい装置として導入されたことに触れながら、一緒に考えていきます。

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
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レクチャータイトル:無限を探して—ロシア宇宙主義と美術館


日時:11月16日(木)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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