1960年代、世界の新たな文化的動向として、音楽やアート、変性意識、ファッション、メディアの総合的アプローチが誕生します。このような動きをイギリスのハンフリー・オズモンドは「サイケデリック」と命名し、現在にまで続く広い影響を及ぼすムーブメントを生み出したといえます。ポピュラー・カルチャーでは様々な形で展開されるサイケデリックですが、アートの領域でも強い影響があります。サイケデリックを形式だけではなく精神性や意識の変性の観点から考えることで、新たな美術の歴史を探っていきます。1970年代のジグマー・ポルケの作品をはじめ、拡張する映像作品やこの数年行われてきたサイケデリックをテーマにした展覧会を紹介します。

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
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レクチャータイトル:サイケデリック・カルチャーとアート


日時:5月25日(木)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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