2018年4月26日(木):アートの「外」とは? -「アウトサイド」から読み解く、アール・ブリュットとアウトサイダー・アート入門 –

コース:「生きる」を考えるアートの有用性
講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)
日時:2018年4月26日(木)19:00-21:00 場所:AITルーム(代官山)

 

 

キュレーター、マッシミリアーノ・ジオーニ(b.1973〜)によって、2013年の第55回ヴェネツィア・ビエンナーレでも取り上げられ、近年ではアートフェアなどを通じて流通されるようになった「アウトサイダー・アート」。

アール・ブリュット(Art Brut)やアウトサイダー・アート(Outsider Art)は、いわゆる「アート」とはどのように違うのでしょうか。いつ頃からそう呼ばれるようになったのか、またその元となった考え方はどのようなものなのか。

精神病や心理学から拡張してきた歴史をたどりながら、「アール・ブリュット(Art Brut)」という言葉を生んだフランスの画家、ジャン・デュビュッフェ(b.1901〜1985)やそれを初めて英訳し、著書『Outsider Art』(1972、Littlehampton Book Services Ltd)によって考えを広めたロジャー・カーディナル(b.1940〜)、また多くのアーティストを排出したオーストリアにある精神科の施設「Maria Gugging Psychiatric Clinic」などについて学びました。

 

 

「Art Brut」とは文化というものに料理されないアート、最もピュアな芸術表現ではないか、とジャン・デュビュッフェは言います。そこには、いわゆるアート界や美術館への批判も込められています。

夢、生命力、無意識、不思議なもの、強い衝動や生き方が込められた作品は、社会的な問題を考察したアートとはまた別の魅力があります。
私たちはそのような作品から、人間はどのように生きるべきなのか?という問いかけを投げかけられているのかもしれません。

 

塚田佳奈

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訪問先:PROJECT501、アクセンチュア株式会社、アーティスト・スタジオ
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訪問先:「第27回べてるまつり in 浦河」(浦河町総合文化会館)ほか
定員:20名 *最小催行人数:14名
※ 早期「お問合せ」割引 / MAD生割引あり

北海道浦河町にある、統合失調症やうつなどの精神疾患を経験した当事者を中心とするコミュニティ「浦河べてるの家」が1年に一度開催するユニークなお祭り「べてるまつり」を訪問します。

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