1990年代のアート・シーンは、「オルタナティヴ」という言葉が非常に広く使われ、世界中でいろいろなプロジェクトやスペースの活動が始まったときだともいえるでしょう。しかし、21世紀に入り、アートがグローバル・ビジネス、市場や観光産業と結びついてきた中、新しい「オルタナティヴ」の形や考え方はどのようなものがあるのでしょうか。AITの二人が、タイのアート・シーンを始めとして、近年のアジアの動きをケース・スタディーとして取り上げ、異なる方法や場を実践することについて考えます。オルタナティヴな動きは決して終焉を迎えたわけではなく、新しい時代の中でどのような新しいアプローチで行われているのでしょうか。この問題に迫ります。

講師

堀内奈穂子(AITキュレーター)

エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、AITにてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラムの企画に携わる。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 - 何をなすべきか? 東京」(2007年)アシスタント・キュレーター、「Home Again」(原美術館、2012年)アソシエイト・キュレーターを務める。国際交流基金主催による「Shuffling Space」展(タイ、2015年) キュレーター、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015年)共同キュレーター。アーカスプロジェクト(2013年)およびPARADISE AIR(2015年ー)ゲストキュレーター。

東海林慎太郎(AITプロジェクト・マネージャー)

TICKETS

レクチャータイトル:DIYのアート・イニシアティヴVol.2—オルタナティヴ・スペースは変容する?


日時:9月22日(金)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:堀内奈穂子(AITキュレーター) 東海林慎太郎(AITプロジェクト・マネージャー)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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