松澤宥は、戦後日本を代表する非常にユニークなアーティストです。彼は、生まれ育った長野県の諏訪を拠点にして、独自の哲学と実践を1960年代から展開しました。特に彼のプサイ(ψ/psi)論は、諏訪の地形学や神話、縄文の時間感覚と深い関係を持ち、世界にもあまり例のないコンセプチュアル・アートとランド・アート的な作品を残しています。このレクチャーでは、松澤の考え方と作品を紹介しながら、縄文学やアース・アートの世界的事例を比べます。今、エコロジー問題が大きく考えられている時に、もう一度人間と深い時間の関係を見つめて、制度的宗教が誕生する前のアニミズムやシャーマニズムと、アートの関係を議論します。

*MADでは本レクチャー以外に、「松澤宥プサイの部屋」(長野)を訪問するツアーを6/24-25に開催します。詳しくは、こちら☞

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
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レクチャータイトル:地球の力—松澤宥、縄文アニミズムとランド・アートの作家たち


日時:6月20日(火)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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