この数年、現代アートにおいて、歴史的に排除されてきた表現やアプローチが見直されています。この中でも、特に工芸(craft)的なセンスや素材、技法を取り入れた作品が多く見られるようになってきています。これは、工芸がアートへと変化しただけではなく、工芸的な要素や考えがアートの新たな表現として捉えられているといえます。美術や工芸の歴史について参照したり、工芸と生活の結びつきをもう一度考えることで、20世紀からアートが抱えてきた問題について考え直す良い機会であるといえるでしょう。アメリカのウィリアム・J・オブライエン、ニュージーランドのフランシス・アップリチャード、イギリスのジャックソン・スプレーグなど、独特な新たな美学的センスで制作しているアーティストを紹介しながら考えます。

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
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レクチャータイトル:現代アートの工芸的感覚


日時:7月20日(木)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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