アーティストたちは、昔から独自の方法論や空間づくりを行い、ユニークなアートの経験や現場を作ってきました。このレクチャーでは、アーティストの和田昌宏氏を招き、東京の山間にある「奥多摩」で使われなくなった木材所を利用して、自分たちで「国立美術館」を設立したアーティスト・グループの話を聞きます。和田氏は、その活動に関わるメンバーの一人として、実験的な展覧会や関連プログラムを行ってきました。このような、自由でユーモアも交えた活動展開は、どのような考えから生まれてきたのでしょうか。今、制度や「正当なやり方」に依存しがちな時代でもありますが、実はアートの「場」は、もっと実験的で自由にできるということが見えてくるかもしれません。

☆特別ゲスト決定☆
国立奥多摩美術館館長、佐塚真啓さんがご参加くださいます!(5/24更新)

講師

和田昌宏(美術家)

1977年生まれ。ロンドン芸術大学ゴールドスミスカレッジ、ファインアート修士課程修了。東京都昭島市の旧米軍ハウス内にある「HOMEBASE」ディレクター。表現媒体は様々で、なかでも映像、インスタレーションを中心とした作品を発表している。近年の主な個展に「Rμv-1/2gμvR=(8πG/c^4)Tμv」(LOKO GALLERY、東京、2016年)、「どしゃぶりの虹」(Art center Ongoing、東京、2016年)、「もののやりかた?東京現在進行形?」(Social Kitchen、京都、2003年)。グループ展に「国立奥多摩映画館」(国立奥多摩美術館、東京、2016年)、「TERATOTERA-Sprout-」(三鷹第一アパート、東京、2015年)、「ヨコハマトリエンナーレ2014」(横浜美術館、横浜)、「黄金町バザール2013」(黄金町バザール、横浜)などがある。

ファシリテーター

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
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レクチャータイトル:DIYのアート・イニシアティヴVol.1— 国立奥多摩美術館


日時:6月21日(水)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:和田昌宏(美術家)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

受講料:¥3,900(税別)


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場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

受講料:¥3,900(税別)


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