1980年代は、それまでの西洋中心的なアートがグローバルな方向に向かっていった時代でした。アフリカやアジア地域の作品が展覧会で大きく紹介され、美術史の見直しが始まるほか、美術館やマーケットの世界にも変化があり、よりビジネス的なモデルが取り入れられた時でもあります。ヨーロッパとアメリカでは、ギャラリー空間の外で作品を制作したジャン=ミシェル・バスキアやジョルジュ・アデアグボなどのペインティングが注目を浴びました。このレクチャーでは、現代アートを語る上でよく耳にするジェフ・クーンズやシンディー・シャーマンなどのアーティストと、あまり知られていないアンドレアス・シュルツやエリック・ベインブリッジなどを紹介しながら80年代のアートを考えます。

講師

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
TICKETS

レクチャータイトル:1980年代のアート


日時:6月22日(木)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

RECOMMEND

アートの価値を決めるのは誰か

- デュシャン、ダダ、コンセプチュアル・…

 4月25日(水) 19:00-21:00

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)


アートという行為や作品の価値は、アートを支える様々なインフラによって左右されます。特に20世紀のアートの価値は、美術館と密接に関係しています。そしてアート・マーケットというもうひと...

What Can Art Do?

プラクティス1:意見交換とレクチャー

- 海外の先進的な美術館・アートスペース…

 8月25日(土) 13:00-15:0

講師:エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター/ビューティフル・ディストレス・アート・マニフェステーション キュレーター)

場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)


8回のレクチャーで学んだ知識やつながりのヒントを元に、実際のワークショップ(9/1開催予定)に参画しファシリテーターとしての視点を体験します。チーム内での役割を決めたり、ワークショ...

批評するアート

- フェミニズム、シャーマン、アプロプリ…

 5月23日(水) 19:00-21:00

講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)

場所:AITルーム(代官山)

定員:25 名

受講料:¥3,900(税別)


20世紀のアートは、社会に対する批評的な役割をひとつの使命としてきました。そこにはアートの理論だけではなく、哲学や社会学という思想が大きく影響しています。ジェンダーや人権の問題、作...