イギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーアは、模型を造ったり鋳造をせず、直接彫刻を掘る「ダイレクトカービング」という手法から、彫刻の新たな方向性や美学を展開しました。また、この時期は複製技術や機械技術の発展が芸術に大きな影響を与えました。ドイツの文芸評論家ウォルター・ベンヤミンは「複製技術時代の芸術」の中で、それまでは「一点もの」であったアート作品の価値が、複製されることによってどのように変化するかを論じました。世界恐慌下のアメリカでは、当時の農村の「記録」を目的としたドキュメント写真を撮った写真家達の活動が注目されました。さらに、第7回パリ万国博覧会は第二次世界大戦前の不穏な世界状況を反映したとして評価されます。最終年では、ロシア・アヴァンギャルドの美術家、彫刻家であるナウム・ガボらによる「幾何学的抽象」の台頭を取り上げます。

1934b ヘンリー・ムーアによる「イギリス彫刻」とは?

1935 ウォルター・ベンヤミン、アンドレ・マルロー、マルセル・デュシャン

1936 世界大恐慌とドキュメンタリー写真

1937a ヨーロッパのアートとプロパガンダ

1937b 両世界大戦間におけるヨーロッパ抽象表現

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