1900年から2003年の美術史約100年分をオンラインで学べる無料レクチャーです。テーマごとに5から10のレクチャー(各30分)を、不定期に配信します。 100年の旅をナビゲートするのは、MADプログラム・ディレクターのロジャー・マクドナルドと英国で出版された20世紀芸術の概説書『1900年以降の芸術:モダニズム、アンチモダニズム、ポストモダニズム(Art Since 1900)』。パブロ・ピカソの≪アヴィニョンの娘たち≫やマルセル・デュシャンの≪泉≫、またロシア構成主義など、世界のアートの歩みに大きな衝撃を与えた運動や思想、作品、批評を紹介し、日本語でわかりやすく解説します。
講師:ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)
抽象芸術や英国における抽象絵画派によって生まれた新たな理論をはじめ、歴史に抵抗を示すイタリアの未来派、また、マティスによる新たな巨大絵画、キュビズ…
ウィーンにおけるエゴン・シーレやグスタフ・クリムトによる新たな表現芸術とフロイトの影響をはじめ、マティスの彫刻、ゴーギャンのプリミティヴィズムとそ…
近代化の中で機械が登場したことは、アーティストたちの思想や作品に大きな影響を与えました。こうした流れから生まれた、バウハウスやシュルレアリスム、 …
マルセル・デュシャンの既製品を用いたレディー・メイド作品や、ダダイストたちによるロシア古典芸術への批評を取り上げるほか、アルフレッド・スティーグリ…
イギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーアは、模型を造ったり鋳造をせず、直接彫刻を掘る「ダイレクトカービング」という手法から、彫刻の新たな方向性や美…
大量消費社会が加速する中、ドイツでは広告やファッション誌の写真の担い手として、数多くの女性写真家を生み出しました。 また、この時期はシュールレアリ…
第二次世界大戦後、彫刻は産業的・大量生産的な思考と方法論が導入され、彫刻の概念や見方が変化していきました。同時 期にパリの美術界に衝撃を与えたジャ…
アメリカのリベラルな評論誌「パルメザン・レビュー」とアメリカの美術評論家クレメント・グリーンバーグがそれまで支持していたマルクス主義との決別を表明…
抽象表現主義から見放され、ミニマリストアーティストの父として歓迎されたバーネット・ニューマンの展覧会や、抽象表現主義を批判したジョン・ケージとロバ…
1950年代後半、アメリカ西海岸では、ブルース・コナーやウォレス・バーマンの卑猥で奇怪なアッサンブラージュが度々裁判沙汰となり物議を醸していました。同…
抽象表現主義を代表するジャクソン・ポロックを学問的に検証した美術家のアラン・カプローのエッセイを紹介し、アメリカ抽象表現主義の影響から抜け出し新し…