日本とアメリカにバックグラウンドを持つフランシス真悟氏は、長い間ペインティングで抽象的な独特のビジョンを描いてきました。主には、モノクロームの画面に一つの色の帯が描かれた極めてシンプルに見える作品ですが、長いプロセスと考えのもとに生まれた作品です。とくにフランシス氏は、光と色彩の微妙な視覚感覚を絵画の表面で作っています。現在彼は、ロサンゼルスの美術大学院で学び、新しい抽象的なデジタルビデオ作品も制作しています。フランシス氏にとって、「アブストラクト」ペインティングを描く意味や動機はどのようなものなのでしょうか。アメリカの長い抽象表現の歴史を背景に、これまでの抽象画から近年のビデオの試みも含めて、現在の多様なイメージ世界とどのように繋がっているのかを探ります。

講師

フランシス真悟(美術家)

1969年カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。1992年クレアモント、ピッツァーカレッジにてBFA(美術学士号)を取得。現在ロサンゼルスと横浜を拠点に活動。「HELIOS」(ロサンゼルス空港、ロサンゼルス市文化部、ロサンゼルス、2015年)、「Vast and Vivid」(MISA SHIN GALLERY、東京、2014年)、「Kaleidoscope」(ロビーギャラリーほか、ニューヨーク、2013年)、「抽象と形態:何処までも顕れないもの」(DIC川村記念美術館、千葉、2012年)、「Ties over Time」(駐日米国大使館公邸、東京、2010年)など国内外の多数の個展、グループ展に参加。作品は、JPMorgan Chase Art Collection、スペイン銀行、森アーツセンター、セゾン現代美術館などにコレクションされている。

ファシリテーター

ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクター)

東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。
TICKETS

レクチャータイトル:ペインターとの対話Vol.1


日時:8月2日(水)19:00-21:00

場所:AITルーム(代官山)

定員:30 名

講師:フランシス真悟(美術家)

受講料:¥3,900(税別)

備考:レクチャー終了後、ミニ・バーをオープン(21:00-21:30/有料)

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